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はじめての土地に苗を植えてから10年がたちました ブルーベリーの魅力に魅せられて始めた私の農園生活は不思議な縁から、琵琶湖を見下ろす小高い山で畑を作り、ブルーベリーを植えることになりました。農業はまったくの素人からスタートして10年、いまではブルーベリーの収穫はもちろん、手作りのジャムや無農薬の素材を使ったレストランも大好評です。
春夏秋冬、季節を通して暮らしの中にはいつも植物がありました。ここは、ブルーベリーとハーブに囲まれた快適な場所です。
まったく土にさわったこともない私が農業を始めました。
「ここで生きていこう。この土地でブルーベリーを育ててみよう」
琵琶湖もそばにある土地を知人に紹介してもらい、この土地と周りに広がる景色を見たとたん、そう決心しました。
農地として売り出されていたため、土地を手に煎れるためにはもう業をやることが条件。 「幸い体だけは健康だったから、はじめての農業でも、手足を動かせばなんとかなる。でも、お米や野菜を作ったのでは、周りのベテランにはかなわない……。そう思って選んだのがブルーベリーだったのです」
なぜ、ブルーベリーの栽培を思いついたのか、今でもときどき、不思議に思うことがあるそう。元々は関西に住み、専業主婦をしていたところ、知人のスイス人から「ピアノの練習の合間に征とたちと裏山でブルーベリーを摘み、翌日ジャムにして、みんなで朝食のテーブルを囲んだ」という話を聞き、なんともいえない豊かさを感じたことを思い出すそう。そんな憧れがいつしかブルーベリーに引き寄せたのかもしれない。
育てると決めたら、ブルーベリーのことを何でも知りたい!という思から本屋さんで専門書を探し、出会った栽培法の本から、この土地の気候は栽培に適しているし、ブルーベリー自体に希少価値もあるということがわかった。本に書かれているとおり「キロ3000円」で売れれば5年目ぐらいから収入になるはず。これをブルーベリーの需要がある京阪神のホテルのレストランに売りにいけばなんとか暮らしていけるのでは……。そんな心づもりで栽培を始めたのだ。 35才の冬、離婚して新たな人生をスタートさせた第一歩は、専門書を片手に1500坪の土地に650本の苗を植えることから始まった。
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